2007年「秋の陣」in京町温泉

11月3日、午前7時30分に目を覚ます。今日は鹿児島ビッグオフのイベント「秋の陣」初日。寝起きでボーっとしたまま、オフ装備に着替える。あ、プロテクターしてからモトパン履かなきゃ。あれ、ジャージどこにあるんだ?てな感じでもう45分も過ぎてしまった。今回はえびので1泊するが、宿に泊まるのでテントや寝袋が必要ない。にもかかわらず左右のパニアケースに一杯の荷物がある。ほとんど着るものだ。予報では、現地は今夜は寒くなるそうだ。
妻と子供を起こさないようにそーっと家を出て、バイクにパニアケースを取り付けようとすると、あれ?ひょっとして片方取り付けできない?ダカールのパニアケースを固定するには、通称ガッツリと呼ばれるボルトのようなものが必要なのだが、先日ツーリング中に落としてしまい、バイク屋さんで取り寄せてもらったものを取り付けようとしたら…ボルトを固定するためにはナットが必要ですよね。ナットも無くなってた…仕方がないので、左のパニアケースの荷物をすべて降ろしてリュックで背負うはめに。

なんだかんだでもう9時前じゃん!10時に京町温泉駅に集合なのに!あ、ガソリンも入ってない!ということで鹿児島北インターから高速に乗り、桜島SAで給油することにした。

桜島SAのスタンドは、なぜか給油待ちのクルマがたくさん並んでる。県外ナンバーだらけだ。どうやら「おはら祭り」の夜祭りを見物して帰る人たちらしい。ここはまだガソリンを値上げしてないのだ。このご時世、こういうことはみんなよく知ってるねぇ。
給油をすませて栗野ICまで走る。ここで高速を降りて集合場所まであと少しだ。
9時57分に京町温泉駅前に到着。
しかし、誰もいない。あるのは年代もののトレールバイク(XL400)が1台だけ。集合場所を間違えたかなと思っていると、すぐにHakaseが到着。
「何だ〜、みんな薩摩時間なんだな〜」などと2人でぼやいていると、駅舎からオフ装備の方が歩いてこられる。
はじめまして。Jrパパさんの登場。所用で今回参加できないJrに代わって初参加である。夢の親子2代での参加だ。あのXLはJrパパさんのものだったのだ。
Jrパパさんによると、怪鳥とりょんさは既に今夜の宿に荷物を持ち込んでいるらしい。さっそくりょんさに電話すると、宿はすぐ近くとのこと。私も宿に向かい、パニアとリュックの中の荷物を降ろす。ふぅ〜、ようやく身軽になった。怪鳥はケイタイでなにやら話し込んでいる。宿に備え付けの鍋の大きさを確認している。「ちょっと小さいなー」ということで、やんさーに大鍋を持ってきてもらうことになった。一体今夜は何がまわるんだろう?

再び京町温泉駅へ引き返し、本日から参加予定の少年さんが到着するのをしばし待つ。熊本から来るんだよねぇ、場所わかるかなぁなどと考えていると少年さん到着。リヤタイヤを見てびっくり!これ、センターのブロックないじゃないですか。かつてメッツラーのカルーであったであろうスリックタイヤがそこにはあった。
全員そろったところで、自己紹介。今日の参加者は、怪鳥(80GS)、りょんさ(CRM)、少年(950adventure)、Hakase(Africa twin)、Jrパパ(XL400)、ヨシコフ(F650GS dakar)の6名。怪鳥のブリーフィングの後、11時に京町温泉駅を出発。コンビニでお昼ごはんを調達後、1本目の梶原林道支線へ向かう。途中、仕事中のショルダーさんと遭遇。すいません、遊んでます。機会があったら、ご一緒しましょう。

梶原林道支線は昨年のコマ図ラリーの時に走った記憶がある(06「秋の陣」を参照されたし)。今日は前回のルートの逆走になる。肩慣らしもないまま、いきなり林道へ突入。タイヤの空気抜いてないよう!バイクが跳ねる。後続車のラインをおもいっきり塞ぐ。たまらず少年さん転倒。スミマセン。Jrパパさんも久しぶりの林道に少し苦労されている様子。少し走って、鉄塔下でちょっと休憩。この間に空気圧をチェックし、タイヤの空気を抜く。

再スタートする。ススキの穂が邪魔で道が見えない。
前回もこんな感じだっかかな?シールドを開けて走っていたら、げっ!ススキの穂が鼻に入った!
なんか鼻の奥がムズムズするぞ。梶原林道を出てループ橋をとおり、四谷林道へ。
肩の力が抜けてきたか?このあたりになるとみんないい感じでダートを駆け抜ける。
今年還暦を迎えられたというが、Jrパパさん淡々とダートをこなしてゆく。
矢岳駅へ到着。ここで少し遅めの昼食をとる。ここは何度来てもいいところだ。
SLが展示してあるというのもいいが、周りの里山の風情がとてもよい。
鼻の奥の違和感が取れないのでフンと思い切り鼻から吸い込むと、舌の付け根にススキの穂が落ちてきた。2粒も。

 しばらくすると、特別列車の「いさぶろうしんぺい号」がやってきた。
レトロなカラーリングの2両編成からお客さんが降りてきて、SLが展示してある倉庫やトイレへのほうへ向かっていく。
その様子を眺めていると、その中の小さい子供が2人、停めてあるバイクに近づいてきた。
正義のヒーロー戦隊チックな格好をしたいい年したオジサン達の乗り物に興味津々の様子。
「乗ってみる?」と声を掛けると、お兄ちゃんの方が頷いた。
バイクに乗せるとお父さんがカメラをパチリ。
ある意味、街中ではめったに見かけない珍車に跨ることのほうが、SLを見るより貴重な経験か?
列車の出発時間になり、子供たちに手を振り別れる。
 我々もそろそろ出発しないと今夜の宴会の準備が遅くなってしまう。
矢岳林道から35支線へ。
ここでワタクシ痛恨の転倒。左の上りカーブで失速し、足を出したら地面が遠かった!
パパラッチ、りょんさにバッチリ撮られる。はずかしぃ。
バイク起こしを手伝ってもらい、気を取り直して先へ進む。
すると少し先の右コーナーで今度はJrパパが転倒。このあたりは結構いやらしい大きさの石が転がっている。再スタートしようとキックするが、何度やってもXLのエンジンがかからない。りょんさがキックを代行するものの、やはりダメ。プラグを外して付け直したり、別のプラグに変えてみても火花が飛ばない。ヒューズは切れていない。全員集合して工具を持ち寄り、タンクとシートを外してあっちこっち調べてみるものの、火花の飛ばない原因は分からない。

 30分ほど格闘した後、ここでの修理は不可能と判断し、今来た道を戻ることに。
どうやって?なぜか3人くらい牽引ロープを持っている。さすが鹿児島ビッグオフの面々、過去に何台ものバイクの引き上げた実績を持つメンバーならではである。XLを怪鳥のGSで牽引することになった。鹿児島ビッグオフ史上初の「林道汽車ポッポ」である。
JrパパのXLはりょんさが代行運転し、怪鳥がGSで牽引する。
JrパパはりょんさのCRMに乗る。ただでさえお目にかかれないバイク同士の牽引である。ましてや石のごろごろした林道ですぞ!汽車ポッポの2台は、慎重に林道をこなして行く。しかし、矢岳林道の途中のきつめの右カーブで牽引役の怪鳥が転倒!フカフカの砂利に足元をすくわれたらしい。後続の我々も次々に停車するが、少年さん止まった場所が悪かった。右側へ痛恨の転倒。バイクを起こしリスタートしようとするが、かつてメッツラーのカルーであったはずのスリックタイヤはむなしく空転し、おしりを振り振りさらに右へ転倒!こないだまで折れていた右足が下敷きになってますけどダイジョウブ?Hakaseとヨシコフがヘルプに向かい比較的発進し易そうなところまで950を押す。なんとかリスタート成功。気を取り直し、汽車ポッポ再開。矢岳林道を脱出し、矢岳高原を越え、京町温泉まで戻る。あれ?Hakaseと少年さんとはぐれちゃった。ま、行き着くところは一緒だからいいか。途中でりょんさからトランポの鍵を預かり、私とJrパパは買い出しと夕食の仕込みのために一足先に今夜の宿「山麓温泉」へ。

鹿児島BIGOFF名物「汽車ぽっぽ」
1台目が、2台目のバイクをロープで牽引しています。